JFEスチール東日本製鉄所京浜地区(川崎市川崎区)の高炉休止計画について、同社社員OBや県労働組合総連合(神奈川労連)などでつくる市民団体は二十日、市に対して、同社に休止の撤回を求めることなどを要請した。

市役所で会見したメンバーたちは「会社の都合だけで計画を進めて良いのか」とJFEを批判した。

市民団体は、七月に結成した「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」。

JFE労組は参加していないが、参加労組には下請けや関連会社があるという。

市には、高炉休止による雇用や地域経済への影響を調査する事なども要請し、九月末までの返答を求めた。

市役所で会見した同会代表委員の菅野明・川崎労連議長は「会社には社会的責任がある。京浜工場を切って廃棄する形になっているが、働いている人がいる」と訴えた。

JFEは他地域への配置転換で採用を維持する方針を示しているが、現役社員からは「昨年家を買ったばかり。どうすれば良いのか」などの心もとないが出ているという。

鋼材需要の低迷を受け、JFEは三月、京浜地区の高炉を二〇二三年度をめどに休止し、高炉を八基から七基体制に縮小する計画を発表。

同地区の薄板生産に関する設備の大方も休止し、東日本製鉄所千葉地区(千葉市)に集約する。

京浜地区関連従業員約千二百人は配置転換し、採用を維持するとしている。